GAME

Breezy dreams brought by the salty air and the afternoon light swaying through the window. I’m sure you’ll like it. In this seaside villa. The illuminated aquarium tank reflects on the sofa and the courtyard waterfall adds layers of its quiet sound. A swimming pool in the atrium and the sky seen through glass blocks are melting the time perception gradually. This room has something like remnants of memories scattered about. But something feels weird. The elevator is out of service, the exit door won’t open… I’m not sure if this is a memory or a dream.

海辺のヴィラ。潮風が運ぶ涼やかな幻想と、ガラス越しに揺れる午後の光。ライトアップされた水槽がバーのソファを照らし、中庭の滝が静かに音を重ねる。吹き抜けに広がるプールと、ブロックガラス越しの空が、時間の感覚を溶かしていく。この部屋には、記憶の抜け殻のような何かが散らばっている。ただ、どこかがおかしい。エレベーターは止まり、出口の扉は開かない。この場所が夢か記憶かも、まだわからない。

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Special Thanks: mania.NA! 

Villa Echo Sea

序に代えて
　— S記者の取材メモより^_(注1)

Memorflota メモルフロータ

ノルウェーのオスロフィヨルドではバイキング時代の船葬墓が数多く見つかっているが、ヴェストフォル県オーセベリで1903年に発見されたバイキングの埋葬墓が注目されたのは、そこから女性二人の遺骨が出てきたからだった。綾織の赤いウールのドレスを身につけた女性は地位の高いヴォルヴァ（巫女）だったのではないかと言われている。とすると、もう一人の女性は殉葬だった可能性もある。
墓は盗掘に遭っていて貴金属は残されていなかったものの、日用品や動物の骨のほか木製の四輪車など多くの遺品が発掘された。その中にこのメモルフロータも含まれていたのだが、当時も、またそれ以後今日まで学界ではほとんど注目されず研究されることもなかった。孔雀やBuddha bucketのインパクトに比べ、まったくひっそりと博物館の収蔵庫送りとなった。

古エッダのある写本にメモルフロータの記載があるのだが、これはヴォルヴァの儀式に疎い作者が誤って直接表記してしまったものだろう。このことが逆にこの写本を偽書とする所説の論拠ともなっている。他の写本には同様の、またはこれに相当すると思われる記述は見当たらない。あるいは、メモルフロータに関連すると思われる文脈においては稀に女性形の指示代名詞(sú)によって示唆されている。秘儀の体系においておそらく最も秘奥に属すると思われる存在を名指しすることが憚られたのではないかと推測される。それとも、男性がセイズ（魔術）を実践することをタブーとしていたため、（おそらく男性であったろう）写本作者は直接その名を表記することを恐れたのだろうか。

使用例が限られ、しかもそれが偽書の可能性も否定できないとなれば、その言葉の意味を詮索することにあまり意味はないかもしれない。ここでは単にオーセベリ船の航海を現代から逆に辿り、古代のメモルフロータの妖力に思いを致す縁として、一つの仮説を提示する。
memor-は記憶・思い出を意味するラテン語の語根だが、写本の成立年代と北欧のキリスト教化（どちらも100年以上幅がある）を考えるとあり得なくはない。ただし、その場合これは作者が命名したということになる。
あるいは、命名ではなく、作者が間違えて表記してしまったとするとどうだろう。むしろ、偽書だとする所説からすると、剽窃家が仕出かしそうな過ちではある。メモルフロータのシンボリックな役割から推してmemor-からミーミル(Mímir)へと辿る誘惑に勝てない。ミーミルはオーディンが知恵を仰いだ賢者、ヴァン神族(巨人)との和睦の際アース神族側から送られたが首を刎ねられた。オーディンが薬草を使って（首だけ）蘇らせ、その後ミーミルの泉の番人となった。この泉は知恵の泉であり、また、ミーミルは水の巨人でもある。
もう一つ、最も想像力を掻き立てる仮説は古ノルド語一人称単数mik(対)/mér(与)、すなわち「私を私に」といういかにも秘儀じみた解釈だ。
一方-flotaの方は解釈の余地なく古ノルド語で水面に浮かぶ・漂う様を表した。

・オスロの博物館で学芸員が単にリンゲないしリングと呼んでいるもの
・木製、環状、用途不明とされているが…
・セイズ魔儀の典礼聖具（教授説）

用紙裏（走り書き）：
私見——
メモルフロータとはリングの固有名というより—あるいは固有名であると同時に—、リングを用いた祭儀（魔術？）で唱えられるマントラなんじゃないか？
「メック・メル・フロータ」…

USBメモリ：ファイルB^(注２)
（整理されていない状態のメモ）
O 市総合病院取材。関係者の口が堅い。緘口令か。共通する症状。記憶障害。感情がない。
N教授の取材来週に。今週はこっちの件に目処をつける。
サニーリングの失踪した社員の録音テープ。プールの水。引き寄せられる。「何かが僕を取り込もうとしている」引き寄せる？取り込む？幻覚か？いや、単なる幻覚じゃない。六色の浮き輪って何だ？（←判明：ロゴキーホルダーだ。サニーリングが宣伝用にばら撒いた）
サニーリング社は、どうやらこの件とは無関係だ。あの社員は運悪く巻き込まれた。
N教授。ミーミルの泉の水。一口の水の代価に片眼を。オーディン。高価な水だ。知恵が含まれている。過去も未来も。帰りがけ、教授が「メモルフロータみたいだね」サニーリングのキーホルダーを見て。息抜きのつもりが、一つ収穫(?)。科学系の取材もたまにはいい。

プールの水が吸い寄せる？O市の病棟…記憶を失った患者。記憶を？…記憶障害。過去も未来も？！
サニーリングのロゴがメモルフロータと同じ形なのは偶然か。サニーリング社はやはりこの件とは無関係だった。やはりオメガゲノムしかない。何も出てこない…焦るな。
明日からもう一度基本に戻る。張り込み。

オメガゲノムでもない？！くそっ。…裏組織か。これ以上は危険すぎる。

明日から社長を張る。

イントロダクション

うっかり寝ちまった。ここんところ寝不足だったせいもあるけど、どこでも寝れちゃうこの体質、ワレナガラ。

と、まだ誰も来てないのか？ 何だか頭がぼうっとしてる。肝試しなんて、子供じゃないんだから、って言ったのに、皆盛り上がっちゃって。

‥‥時間間違えたかな？ まさか。それにしても、‥‥。

おいおい、いやだな～この廃施設、こんな簡単に入れちゃうのも治安上問題あるんじゃね？

‥‥いやだな～。
ふっ、なんかゾクッとするのは気のせい？

‥‥うん、気のせいです！

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残念ながら、それは気のせいではないようです。あなたの失踪事件が『コギマ新聞』の社会欄に載るかどうか、それはあなた次第。

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Silent Waters

僕たちの非存在から脱出するためのｳｫｰﾀｰｽﾗｲﾀﾞｰがあるって話。

【雰囲気不思議調の脱出ゲーム】
・ 難易度：高め
・ ３ステージ完結型
・ 特長： オリジナル3Dモデルから画像を起こしているので、不思議リアルな世界が楽しめます。

脱出ラボ！夏の迷宮 ｳｫｰﾀｰｽﾗｲﾀﾞｰ篇

貝と小瓶〜すぐできる！

Color Sort Puzzle | Sea

Escape Room: Christmas Party